基礎知識コラム

ワキガの種類・原因とは?

毎日の生活の中で汗をかくということは正常に体が機能していることの証拠であり、ごく自然なことです。
しかし、その汗がニオイを発していると感じると毎日の生活にも支障を及ぼしかねません。
ニオイに関する調査によると、80%を超える人が職場で他の人のニオイが気になったことがあると回答していることからもそのことがうかがえます。

では、そもそも汗がニオイを発するのはなぜなのでしょうか?
このページではワキガの種類とその原因について考えてみましょう。

ワキの汗が臭う理由とは?

汗を全くかかないという人はだれもいないはずです。
しかし、汗=ニオイという方程式が必ずしも成り立たないことはご存知でしたか?
実はニオイの原因は汗自体ではなく、別のところにあるのです。
それは、私たちのカラダにある2種類の汗腺にあります。

汗を分泌する汗腺には2つの種類があります。
エクリン腺とアポクリン腺という二つの汗腺です。
エクリン腺はサラサラした水に近い汗を出し、その汗はほとんどニオイを発しません。
一方でアポクリン腺から出る汗は脂質やタンパク質、糖質やアンモニアを含んでおり、少しべた付く種類の汗になります。
このアポクリン腺から出る汗が皮膚の常在菌と反応することで、ニオイが発生してしまうのです。

さらに、本来あまりニオイのないエクリン腺からの汗とアポクリン腺から出る汗が一緒に蒸発するとその強いニオイが周囲にまで拡散されることになってしまうのです。

ワキガの種類とは?

ワキガにはたくさんの種類があると考えている方も多いかもしれませんが、実はワキガは主にアポクリン腺の数によって大きく左右されます。
つまり、アポクリン腺がもともと多い人はワキガになりやすい体質という原因があるのです。
しかし、アポクリン腺のもともと多いワキガ体質の方でも、「以前にはニオイを感じなかったのに最近臭い始めた。」または、「年齢の変化によってニオイが出始めた。」と感じる方も多いかもしれません。

そのような変化には、汗の量が大きく関係していると考えられます。
何らかの変化により、もともとあったアポクリン腺からより多くの汗が分泌されるようになってしまったのです。

では、アポクリン腺を活性化させ、汗の量を増やしてしまう原因としてはどんなことが考えられるのでしょうか?

ニオイが強くなる原因とは?

これまでは汗のニオイを気にすることも無かったのに、最近臭うようになってきたという場合もあるかもしれません。
ニオイの原因はどこにあるのでしょうか?

アポクリン腺の働きを活発にさせる原因としては以下の点が考えられます。

・肉中心のバランスの欠けた食事

脂分や動物性たんぱく質の量が増えると、アポクリン腺は活発に働くようになります。
これは、食事を通して摂取した脂やタンパク質がアポクリン腺から排出されるためです。
本来日本人よりも肉を多く食べてきた欧米人にワキガ体質の人が多いのはそのことが関係しているんです!
緑黄色野菜や根菜、豆類なども併せて摂るように意識し、バランスの取れた食事が大切です。

・ストレス

生活の中で感じるストレスはニオイと大きく関係していると言われています。
ストレスを感じた時にかく汗はじっとりと局所的にかくイメージはないでしょうか?
実は、ストレスによってかく汗は主にアポクリン腺から排出され、短時間に一気に噴き出すためにタンパク質や脂質の吸収がうまく行われず、そのまま汗とともに排出されるためです。

・飲酒、喫煙

アルコールや、たばこに含まれるニコチンは汗腺を刺激する働きがあります。
特に喫煙は内側の流れを悪くするので、アポクリン腺からの余分な脂質やタンパク質の排出がより多くなってしまいます

汗をあまりかかない

汗に対して悪いイメージを持っておられる方も多いかもしれませんが、実は汗をあまりかかないこともニオイを強くしてしまう原因となります。
普段室内のオフィスで多くの時間を過ごしていると、気持ちよく汗をかくという機会はほとんどないかもしれません。
汗をかかないことによって、体内に溜まった老廃物が排出されず、いざ汗をかいたときに一気にアポクリン腺から出てしまうので、より強いニオイを発してしまうのです。
適度に運動したり、たまにはクーラーの効いた部屋から出て汗をかくのも良いかもしれませんね。

ニオイをより強くしてしまう原因についても取り上げましたが、一番の原因はやはりアポクリン腺の多さという体質が関係しています。
ワキガ対策にはやはり医薬部外品の対策クリーム等での処理が大切になってくるでしょう。

肌質別!エイジングケア美容液の選び方

自分の肌質に合わない美容液を使うと、効果が薄くなったりする可能性があります。まずは、自分の肌質を把握するようにしましょう。

普通肌

どんな美容液を使っても、あまりトラブルにはならない健康的な肌質です。
しかし、年を取るにつれ、頬やUゾーンの肌は多少カサついてくることも。なるべく保湿力の高い美容液を選ぶようにしましょう。

乾燥肌

肌の水分量や皮脂量が少ない状態の肌のこと。目元のシワをはじめ、小ジワが目立ちやすくなります。乾燥肌がより進むと、バリア機能が低下し敏感肌になることも。
乾燥肌の人は、ヒト型セラミドやプロテオグリカンなど、保湿力が高い成分が配合された美容液がおすすめです。

脂性肌

肌全体がテカりやすかったりと、皮脂量や水分量が多い状態の肌のことです。肌のキメが粗く毛穴が開いている状態のため、化粧が崩れやすいのも特徴。
皮脂量のバランスが崩れているので、皮脂をコントロールするビタミンC導入体入りの美容液を使ってみてください。

混合肌

部分的に乾燥肌だったり、脂性肌だったりする肌のことを言います。
必要に応じて顔をパーツ別にケアする必要がありますが、30代以降の多くの場合は乾燥肌なので、乾燥肌と同じ考え方で美容液を選びましょう。

自分の肌質がよくわからないという方には、自分の肌質や遺伝的傾向がわかる、遺伝子検査付きの美容液もあります。初めに遺伝子の検査をして自分の肌質を正確に知った上で、自分に効果的な美容液を選ぶことができます。